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後見結び!
浅草には古くからの浅草芸者の置屋なるものがあり、
浅草寺の裏を出て言問通りをはさんだ、通称「観音裏」には
その置屋や料亭が今も残っており、柳の木が両側に立ち並ぶ風景は
江戸情緒そのものです。
その古さに対抗して?新しく立ち上がったのが、「浅草 - 振袖さん」です。
振袖さんとは、25歳までの若い女性が、芸者さんのように着物を着て(もちろん
お嬢様ですから、お振袖を着て)お座敷に出て、踊りを踊ったり、コンパニオンとして
お酒のお相手をしたりというお仕事の方の呼称です。もちろん、芸者さんのようには
いきませんので、料金もお安く設定されています!!
先日たまたま、振袖さんの着付けの最終仕上げをチェックする方が不在というので
お声がかりがあり、振袖さんの着物の着付けの最終チェックをして欲しいとのこと。
振袖さんは「後見結び」という帯結びのみをします。
毎日の事ですので、彼女達の後見結びの帯は作り帯となっています。
つまり、七五三の帯みたいに、切って作ってあり、簡単に帯が結べる
というのが、「作り帯」です。
私は、後見結びは知っていても、長い着付けの練習の歴史の中でも、一度お教室で
習っただけです。いくら作り帯とは言え、一応後見結びができるまでにならないとと思い、
DVDやユーチューブで研究しましたが、いまいち肝心な部分に自信がなく、岩井先生に教えを乞いました。
そうして、やっと何とか形ができたのが、下記の後見結びです。
当日は同じく、留袖の他装を勉強したので、黒留袖の上に結びました。
思わぬ方向から思わぬ依頼が来るものです。
浅草にはいろいろな楽しい情報が転がっていて、
浅草で着付教室がやれるのは本当にラッキーであったと思っています。
おかげ様で「後見結び」もできるようになりました!!!!